内臓が弱った時、食べていいもの・悪いもの

季節の変わり目は要注意!内臓の過労が体調に出る時期です

シジミが効くのは二日酔いだけではない

貝類あさり、シジミ、さらにいか、タコなどに含まれているタウリンは、二日酔いに効くと言われていますが、それだけではありません。内臓にかかわる全般の不調に改善・予防効果がありますので、心に留めておきましょう。

まず定番の暴飲暴食がたたって胃がむかつくなどの症状がある方は、貝類を使って味噌汁をつくることをおすすめします。貝類は養分が水に溶けやすい性質をもっていますので、貝の身だけではなく汁ごと飲み切ることがポイントになります。

タウリンは心筋の収縮力を高めることにより、血流を活発化させ十分な量の血液を全身に送り届けることができます。その結果、うっ血性心不全を予防できます。交感神経の抑制作用もあり、塩分の摂りすぎによる高血圧の改善にも役立ちます。

内臓の疲れは、ともすると軽くみてしまうため病気などと結びつけて考える人は少ないと思いますが、たとえば糖尿病予備軍と言われている方や肥満の方は、単なる疲れという解釈から一歩踏み込んで考えておく必要があります。

たとえばタウリンは、インスリン分泌が促進されることによって、糖尿病の予防にもつながります。肝臓に対してはタウリン特有の解毒作用が働くため、アルコール障害を改善することができます。実はこの解毒作用こそ、体内のアルコール分を分解して肝臓をスッキリと立ち直らせるメカニズムでもあるのです。タウリン自体がアミノ酸であるため、とくに肝臓疾患の治療や予防にも効力を発揮するとされています。

厚生労働省は、このタウリンについて「成人の場合で1日当たり約3,000-6,000mgが必要」と定めていますが、人体内で生成される量が極めて少ないため、健康でいきいきとした生活を送るためには、食材など外部からの摂取が不可欠との見解も示しています。日本人は朝ごはんを食べなくなり味噌汁を飲む機会が減ったことから、あさりやシジミなどの魚貝類を摂取することも少なくなりました。

味噌汁やスープ仕立てにして食卓の定番とすることは、内臓を元気にし、体調のいい毎日を送る源に直結します。アイディアメニューで摂取の機会を増やしていきましょう。