内臓が弱った時、食べていいもの・悪いもの

季節の変わり目は要注意!内臓の過労が体調に出る時期です

ネバネバ系の食材でパワー全開

昆布や山芋、オクラ、なめこ、うなぎ、納豆に共通しているものといえば「ヌルヌルした触感」です。このヌルヌルの成分のもとは「ムチン」という物質で、身体に良いということをご存じの方は多いと思います。ムチンというのはネバネバした粘性物質を総称した呼び名です。

昆布などの海藻類にもヌルヌルとした感触があり、調理すると糸を引くような状態になります。このムチンという成分が、内臓疲労はもちろん、精力減退の予防にも役立つのです。強力な糸を引くことでは納豆がダントツで、ムチンの含有量は、他の食物と比較してケタ違いです。

このネバネバは、糖とタンパク質によってできています。身体にはとても有効なのですが、水に溶けやすく熱に弱い特性をもっていますので、これらを食するときは加熱しすぎないように注意しましょう。山芋はすり下ろして、薄めの出汁醤油をかければそのまま食べられます。

オクラは細い小口切りかみじん切りにして、納豆に和えて食べればWのパワーが得られて一石二鳥です。なめこはほとんどが水分でできており、含有するムチンは水にも熱にもすぐ反応してしまいます。味噌汁の具として入れ、お汁ごときれいに食するとムチンを残さず摂取できます。豆腐は内臓にやさしく低カロリーですから、味噌汁の具材として一緒にしても効果的です。

膨満感があったり体調がすぐれなかったりするときは、無理して白米を食べる必要はありません。ネバネバ系の具材を上手に組み合わせて、味噌汁やスープ仕立てにすれば、それで疲労回復につながります。市販の調理済みうなぎは、味付けが濃くなっていますから、ムチン含有とはいえ本調子になるまではおすすめできません。脂分も多く含んでいるため、体調が戻ってスタミナづけが必要な時期に食べましょう。

日本は世界屈指の長寿大国として知られていますが、現代における長寿の方々は、ムチンを多く含む食物を毎日のように食べてきました。モロヘイヤ、レンコン、もずく、里芋などもその仲間です。