内臓が弱った時、食べていいもの・悪いもの

季節の変わり目は要注意!内臓の過労が体調に出る時期です

内臓に異変を感じるシーズンが来た

人間の身体が春夏秋冬にあわせてコンディションを整えていくのと同様に、内臓にも四季による変調がありメンテナンスが必要です。暑い夏の時期が終わった秋口の初めごろは、ちょうど内臓のリセットが必須となる時期です。冷たい飲み物を大量に飲み、納涼会や暑気払いで暴飲暴食、過食傾向にあった内臓は、必死に消化・吸収のための働きを行って、身体を支え季節を通過しています。

胃腸や肝臓・腎臓などに格別な異常が感じられなくても、一度は内臓をゼロベースに戻してあげましょう。ゼロベースに戻すというのには2つのポイントがあります。1つは生活習慣・食習慣をリセットするつもりで、ゼロから組み立て直すことです。2つめは、食習慣をさらに踏み込んで内臓をクリーンアップするためのメニューを実際に考え、自分でクッキングしてみることです。

リセットするときは野菜を中心に

リセットするときは、市販のものを買ってきても構いませんが、ただ無意識に買ってきたのでは食に対する知識が身に付かず、いつも通りの食習慣に戻ってしまいます。そこで例えば“内臓にやさしい食材”などを自分なりに調べ、よく考えながら購入しましょう。工夫しながら購入したりつくったりすることで、内臓のリセットや健康の意味が分かってきます。内臓が疲れ気味のこの時期に欲しい食材といえば、ニラ、ニンニク、玉ねぎ、長ねぎ、オクラ、納豆などです。

肉や魚ももちろん重要ですが、内臓のリセットを果たすのが目的ですから、栄養分がバラエティ豊かに含有している野菜類を中心に考えましょう。実は内臓疲労というのは暴飲暴食というだけではなく、日常的な野菜不足によって起こっているのです。ちょっと臭みがあるくらいの野菜やネバネバ系の食材は、疲労回復・免疫力アップの効力にもすぐれています。

根本的な改善は運動と食事にあり

内臓のどこかに痛みを感じる症状のことを「臓痛」と言います。胃や腸管などが伸びたり縮んだり、また食物が通過して貯蔵する際の拡張などによって刺激され痛みが起こるものです。食べ過ぎ飲み過ぎによって腹腔内の臓器に炎症が起こると、「体性痛」といって痛みのある部位がはっきりわかるような限定的な痛みを生じる場合もあります。膨満感といって、痛みは感じなくてもお腹が張って食物を受け付けられなくなる症状もあります。

膨満感は、お腹に溜まったガスが排泄されずに滞留してしまった結果です。慢性的なものでなければ胃薬などの薬剤で応急処置がとれます。慢性の人は運動不足と食生活・ライフスタイルの乱れの両方が考えられます。薬を飲みつづけるだけで改善策を取らずにいると、エスカレートして薬の量が増え、少々飲んでも効かなくなります。積極的に改善策を取り入れていきましょう。

自己チェックは体重やウエストでも

内臓には痛みや膨満感以外にもさまざまな症状がありますが、異常を感じる人もそうでない人も、季節の変わり目には内臓チェックが必要です。たとえばこの数か月、1年で急に体重が増えた。ウェストのサイズが何センチも太くなったという方は要注意です。内臓脂肪がたまり、心臓に負担をかけている可能性があります。運動量は足りているか、夜8時以降の食事が習慣化されていないか、夜の食事に脂っこいものやボリュームのある料理などを選んでいないかなどを振り返ってみてください。

こんなときは少なくても夜の食事は抜きにしておきましょう。摂取した食物が完全に消化するまでには最低でも2時間、3時間とかかります。どうしても口に入れておきたいというのであれば、軽めのスープ程度にとどめておくのが基本です。消化のいい野菜をメインに、低カロリーな豆腐、玉ねぎ、ニンジン、大根などをセレクトしておけば問題はありません。

食べてはいけない調整中の菓子類

スナック菓子、アイスクリーム、甘味の強いジュース、缶コーヒー、清涼飲料水などを日常的に口にしてはいませんか。とくにアイスクリームは冬場でも一定の需要があり、とくに男性の場合は食後のデザートのように定番にしている方が多くいます。食後のアイスクリームは、食事で温まった内臓を急激に冷やすことになり、心臓や血管にも大きな負荷がかかります。

夏場など、クーラーの効いた部屋から屋外に出ると体調が崩れてしまいますが、それと同じことを体内で1年中行っていることになります。鍋物と冷たいビール、天ぷらと冷たいビールなども同じです。夏冬関係なく、内臓を冷やしてしまうことは機能低下を誘発しているようなものですから、できる限りそのような取り合わせを常態化させることは慎むべきです。内臓の調子を取り戻した後でも、常温のお酒や水を上手に組み合わせて内臓を守りましょう。